AiryLove コンシェルジュ 望(のぞみ)です。
今回は「女性の病気」
というテーマで私自身の実体験を元に
コラムを書かせていただきます。
手術
私事ではありますが、若い頃から永らく腰痛持ちでした。生理がくる何日か前からズクズクとした痛みが徐々に強くなっていきます。立っていても座っていても寝ていても、容赦なく襲ってきます。
病院に行っても鎮痛剤と湿布を出されるだけで、マッサージもその時は気持ちが良くてもすぐに元に戻っていました。
生理も年々量が多くなり、
日数も長くなって仕事もままならない状態。
ある時婦人科の女医の方に、「子宮内に小さなポリープが幾つかありますが、悪さをする大きさではないので経過観察で大丈夫です。もし心配なら一度MRIで検査をしてみましょう。」と仰って頂き、下腹部の検査をしました。
結果、子宮の内壁と外壁の間にびっしりと巨峰大の腫瘍が発見され、すぐに子宮を全摘出する必要があるとの事。
内診ではわからなかった病気がMRI検査で発見されたのです。
翌月には子宮を全摘出し、腫瘍も良性で一安心しました。あれだけ悩まされていた腰痛も嘘のように解消。
もっと早く検査をしていれば…と考えてしまう事もありますが、今となっては良性で良かったとその事に安堵しています。
女性風俗店を作ろうと思ったのは、
この時期から少し経ってからです。
きっかけ
手術前は
「子宮がなくなったら女性じゃなくなる」
と覚悟していました。
「健康で生きていられるならそれでもいいじゃないか」と自分に言い聞かせていました。ですが、いざ子宮がなくなると突然に更年期の症状が襲います。
人によって症状は重かったり軽かったりと聞きますが、私の場合は両腕が痛くて上がらず、全身の関節の痛みが24時間続き、鎮痛剤を飲んでも効かず、の状態が3ヶ月間続きました。
夜も痛くて眠れず精神的にも追い詰められ、「もう死んでしまいたい」とも考えるように。女性じゃなくなるなんて不安に思っていたのが、生きているのも辛い状況になるなんて。
その後、女性ホルモンの投与を開始。毎朝時間をかけてストレッチをして、毎日ゆっくりと散歩をしました。そんな日々を半年程続けて身体も少しづつ元通りに。ホッとした気持ちとともに「女性としても生きていきたい」という考えが生まれます。
そんな時、「男性用の風俗があるなら女性用もあるはず…」とネットで検索をしてみました。
女性としての自信
店名は伏せさせて頂きますが、
とある女性用風俗店を見つけました。
果たして自分は女性として扱ってもらえるのだろうか、子宮がない事がバレて嫌がられないだろうか、自分は女性として身体がちゃんと反応するのだろうか、不安は次から次へと溢れてきます。
待ち合わせをしてホテルへ行き、マッサージをしてもらい、性感。とても紳士的なセラピストさんにエスコートしてもらい、心が温まり、女性としての自信を取り戻すキッカケを戴いたことを今でも覚えています。
とても素晴らしい仕事だと感激しました。
私は思い立ったらすぐ行動してしまう性格の為、良くも悪くも沢山の経験をしてきました。
エステサロンのお客様には外見や心のお悩みの相談をされる事はあっても、女性の性のお悩みまではお話ししていただく事は少ないです。
家庭や子育て、仕事に頑張っている女性で女性用風俗を知らない方はまだ沢山いるだろう。その沢山の女性に、女性としての心の悩み、身体の悩みを少しでも解放出来るお店が私にも作れるのではないかと考えました。
今年3年目になるAiryLoveですが、お客様と同じ女性としての目線で、お客様に寄り添い、ホスピタリティ溢れるお店にしたいという想いでセラピストを選び育ています。そしてセラピストはその想いに賛同し、日々切磋琢磨で在籍してくれています。
AiryLoveの扉をたたいて一歩踏み出してくれた方が、少しでも女性としての幸せを感じていただけたらこの上ない喜びです。
コンシェルジュ 望